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外壁塗装と一緒に大事なセット工事!シーリング工事

  • 外壁塗装
  • 屋根塗装

外壁塗装をする際には一緒に目地と言われるシーリング材の打ち換えも新しくしましょう。なぜなら、目地を新しくせずに塗装のみしてしまうと、劣化の進行具合が違ってしまい、「目地の打ち換えだけ別に足場が必要になってしまった」、「目地と塗料が合わず、結果補修費用が余分にかかってしまった」というケースがあるからです。

前回、2023.10.25のダイアリー「シーリング劣化の原因と症状の確認方法からメンテナンスまでを解説」では、シーリングの重要性とメンテナンス時期の目安をお伝えしましたが、今日は実際の作業風景で更にシーリングの役割を深くみていきたいと思います😊

【工事前準備】

●部材確認
 シーリング材及びプライマーは被着体によってそれぞれの適否があります。用途に合っていないシーリング材やプライマーを使うと、密着が悪く剝がれてしまう場合があります。市販のシーリング材では、硬くなりすぎて目地本来の目的がなされなかったり、新しくやり替え施工をする際に外壁からなかなか外れず、外壁材を痛めてしまう場合があります。シーリングの打ち換え工事を行う時は専門の業者にお任せしましょう。
 
●天候確認
 シーリング撤去中に雨が降ってくると、家の中に水が浸入してしまう恐れがあるので、シーリング工事中に雨が降らないか、天気の確認をしながら調整していきます。また、外気温5℃以下の場合も日にちを改めます。


【施工手順】

1.旧シーリング材の撤去・掃除
 まずは古いシーリングを撤去していきます。シーリングの両サイドと外壁接着面との間にカッターなどで切り込みを入れ、剝がしていきます。外壁接着面に古いシーリング材の取り残しがあると、新しいシーリングがくっつかないため、カッターやヘラでキレイに削ぎ落ししていきます。また、接着面や外壁面のゴミ、油分、水分は刷毛や布等で掃除し、マスキングテープやシーリング材が付着しやすいようにします。




2.バックアップ材又はボンドブレーカーの充てん
 目地幅にあったバックアップ材またはボンドブレーカーを必要に応じて充てんします。

3.マスキングテープ(養生)はり
 目地の両側外壁表面にマスキングテープで養生します。

4.プライマー作業
 プライマーは下地材とシーリングとの接着性をよくするものでシーリング材にセットされているメーカー指定のプライマーを使用し、塗り残し、塗りムラ、塗り不足がないように入念に塗布します。プライマーが確実に塗布されていないとサイディングの動きに追従できません。



5.シーリング作業
 目地幅に合ったノズルで、気泡・打ち残しがないように隙間なく目地の隅々まで盛り上げるようにシーリング材を打ち込んでいきます。盛り上げの量が多すぎるとヘラ押さえした時にはみ出してしまいます。


6.ヘラ押さえ
 ヘラなどを使いシーリング材を押し込むようにして表面を平滑にします。


7.シーリング工事完成です☆
 シーリング注入後は触ると形が崩れたり、服に着くと取れなくなくのるで、注意しましょう。また、施工後しばらくは乾燥期間になります^^
乾燥が終わりましたら、いよいよ塗装工事に入ります🎨塗装の際には、目地と塗料の密着を良くする目地専用のプライマーを塗っていきます。




【施工箇所】

 シーリングの施工箇所は外壁目地部だけでなく、建物の様々なところあります🏠
・外壁目地部
・くり抜き窓廻り(外壁の中をくり抜いてはめ込みしている窓)
・板金のつなぎ目
・板金と壁際部分
・フード廻り
・バルコニー壁際やシート防水つなぎ部分
・壁際水切り境目
・庇やシャッターBOX廻り 等
 雨が入りそうな部分は全て確認し、水の侵入を防ぎます。

いかがだったでしょうか?
シーリング工事と言ってもたくさんの工程があり、一つ一つを丁寧に行う事で、お家のながもちメンテナンスにつながります。
塗料に合ったシーリング材を選び、塗装工事とセットで行う事で、それ以降の余分なメンテナンス費用を抑える事ができます。また安心して地震や雨漏れからお家を守りましょう🏠