外壁塗装におすすめの塗料は?塗料の選び方や主な種類を紹介
- 外壁塗装
「外壁塗装で使用する塗料のおすすめを知りたい」
「塗料はどういう基準で選べば良いのだろう」
外壁塗装で使用する塗料は種類が多く、どういう基準で選べば良いのだろうと悩まれる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、下記の内容についてお伝えします。
・外壁塗装で使用する塗料の主な種類
・外壁で使用する塗料のおすすめの選び方
・外壁塗装のおすすめ塗料
外壁塗装のおすすめ塗料を知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
塗替え工房ながもち君がおすすめする外壁塗装用塗料
外壁塗装で使用する塗料は、種類があり各メーカーから発売されています。
塗替え工房ながもち君がおすすめする外壁塗装用塗料は、下記のとおりです。
・キクスイロイヤルシリコン
・シリコンREVO1000
・フッ素REVO1000(-IR)
・超低汚染リファインMF-IR
・スーパーシャネツサーモSi
・スーパーシャネツサーモF
・無機ハイブリッドウォール
・無機ハイブリッドコートJY-IR
・ネオフラッシュティアラVM
・クリスタルシーズン
それぞれの特徴を紹介していきます。
キクスイロイヤルシリコン
キクスイロイヤルシリコンは、菊水化学工業株式会社が販売しているシリコン塗料です。
キクスイロイヤルシリコンの特徴は下記のとおりです。
・トリプルブロックシステムによる抜群の耐候性
・表面浸水技術による低汚染性
・マイクロレベリング技術による自動車塗料並みの光沢
・高塗着、デンスプリング技術による十分な膜厚
・防藻、防カビ、透湿性
戸建ての内外装や高耐候性・低汚染性が求められる場所などで使用されます。
シリコンREVO1000
シリコンREVO1000は、株式会社アステックペイントが販売しているシリコン塗料です。
シリコンREVO1000は、紫外線などの劣化要因に強いシロキサン結合で塗膜の劣化を抑制します。
戸建て住宅や集合住宅の外壁に使用されることが多い塗料です。
フッ素REVO1000(-IR)
フッ素REVO1000(-IR)は、株式会社アステックペイントが販売しているフッ素塗料です。
フッ素結合は、劣化要因となる紫外線のエネルギーよりも結合エネルギーが高いため破壊されにくい性質をもっています。
一般的なフッ素塗料に比べ約2倍も配合しているため、紫外線に対して高い耐候性を発揮します。
超低汚染リファインMF-IR
超低汚染リファインMF-IRは、株式会社アステックペイントが販売しているフッ素塗料です。
無機成分の配合により、緻密で強靭な塗膜が可能になりました。
そのため粒子の細かな汚染物質も突き刺さりにくく、美観を維持できます。
親水性が高いため、雨水が塗膜と汚れの間に入り込み汚れを落としてくれます。
スーパーシャネツサーモSi
スーパーシャネツサーモSiは、株式会社アステックペイントが販売しているシリコン塗料です。
主に屋根用遮熱塗料として使用されます。
チタン複合特殊無機顔料を使用し、高い遮熱効果を発揮します。
紫外線による影響を受けにくいため、「変色・退色」といった屋根のリスクを大幅に減らせるのもメリットです。
スーパーシャネツサーモF
スーパーシャネツサーモFは、株式会社アステックペイントが販売しているフッ素塗料です。
主に屋根用遮熱塗料として使用されます。
チタン複合特殊無機顔料を使用し、高い遮熱効果を発揮します。
「完全交互結合型フッ素樹脂」を使用し、規則的な交互結合により紫外線に破壊されにくく従来のフッ素樹脂塗料を凌ぐ耐候性を実現しました。
無機ハイブリッドウォール
無機ハイブリッドウォールは、株式会社アステックペイントが販売している無機ハイブリッド塗料です。
無機成分と有機成分のハイブリッドなので高い耐候性があります。
塗膜表面に親水性があるため、外壁についた汚れと塗料の塗膜との間に雨水が入り込み汚れを落としてくれます。
無機ハイブリッドコートJY-IR
無機ハイブリッドコートJY-IRは、株式会社アステックペイントが販売している無機ハイブリッド塗料です。
無機成分と有機成分のハイブリッドに加え、遮熱顔料を配合しています。
遮熱顔料が、温度上昇を挙げる要因となる近赤外線を効果的に反射し太陽光の熱を吸収します。
太陽光の熱を吸収することで、屋内温度上昇を抑える仕組みです。
ネオフラッシュティアラVM
ネオフラッシュティアラVMは、山本窯業化工株式会社が販売している有機無機のハイブリッド塗料です。
塗料のベースとしては有機の接着性・柔軟性と、無機の耐候性を兼ね備えた塗料となっています。
フッ素塗料よりも高い耐候性を発揮し、建物を長期的に守ります。
クリスタルシーズン
フッ素樹脂施工&光触媒塗料開発のスペシャリストが開発した塗料がクリスタルシーズンです。
クリスタルシーズンは銅イオン、銀イオン、光触媒、フッ素樹脂の4つの成分で防カビ・殺菌能力を持つコーティング剤です。
しかも機能が長期的持続的な防カビ殺菌コーティング剤「光触媒コーティング」を使用しています。
光により分解エネルギーに変換するため、どのような細菌やウイルスに対しても不活性化が有効です。
また、外壁の色あせの原因となる紫外線を最大70%カットします。
退色を防ぎ、外壁の耐久性も高める働きがあります。
外壁塗装用塗料でおすすめの選び方
外壁塗装用塗料を選ぶうえでいくつか重要なポイントがあります。
おすすめの選び方のポイントは、下記のとおりです。
・価格と耐用年数のバランスを考える
・機能が付いた塗料は必要か検討する
・ツヤが必要か検討する
・信頼できるメーカーを選ぶ
それぞれ詳しく紹介します。
価格と耐用年数のバランスを考える
高価な塗料であれば必ずしも耐久性があるわけではありません。
耐用年数と価格のバランスを検討することで、コストパフォーマンスの高い選択が可能です。
たとえば中価格帯の塗料でも、10年以上の耐用年数がある製品も存在します。
耐用年数と価格のバランスを考えて塗料を選ぶようにしましょう。
機能が付いた塗料は必要か検討する
どのような機能が必要か、施工をはじめるまえに考えてみましょう。
必要な機能は、住んでいる地域の気候や建物の特性に合わせて考えるのが重要です。
たとえば、高温多湿の地域では防カビ・抗菌機能を持った塗料を選ぶなど特性を考慮します。
気候や建物の特性を考慮して、必要な機能を検討するようにしましょう。
ツヤが必要か検討する
好みなども踏まえて、ツヤは必要かどうか検討します。
ツヤがあると高級感ある外観に仕上がったり、汚れが目立たなくなったりするメリットがあります。
ツヤありかツヤなしにこだわりがない場合には、ツヤありを選んでおくのがおすすめです。
ただし同じツヤでも、使用する塗料によってツヤの程度が変わるため確認してください。
信頼できるメーカーを選ぶ
信頼性の高いメーカーからの塗料を選ぶことで、品質の安定性やアフターサポートが期待できます。
大手メーカーは研究開発に力を入れ、高品質な製品を提供し続けているからです。
オリジナル塗料の多くは大手メーカーのOEM品か、少し手を加えただけの場合もあります。
施工実績や塗料への信頼性といった観点から、オリジナル塗料よりも信頼できるメーカーの塗料をおすすめします。
外壁塗装で使用する主な塗料の種類
外壁塗装で使用する主な塗料の種類は、下記の3つです。
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料
それぞれの価格帯や特徴を解説します。
シリコン塗料
シリコン塗料の耐用年数は、7〜15年(屋根塗装の場合は4〜9年)です。
費用は、1平方メートルの単価が1,650円〜となっています。
シリコン塗料は、ほかの塗料と比べても比較的安価で耐用年数も長くコストパフォーマンスが良い定番塗料です。
フッ素塗料
フッ素塗料の耐用年数は、10〜20年です。
費用は、1平方メートルの単価が2,640円〜となっています。
フッ素塗料には熱に強く、太陽光を浴び続けても劣化や色あせを起こしにくいという特徴があります。
耐用年数は長くなりますが、シリコン塗料と比べると高価格です。
無機塗料
無機塗料の耐用年数は、18〜20年です。
費用は、1平方メートルの単価が3,300円〜となっています。
無機塗料は鉱物やレンガ、ガラスなどの無機物を配合して作られている塗料です。
紫外線にさらされても劣化しないので、半永久的な耐候性が魅力です。
無機塗料は100%無機物ではないため、まったく燃えないわけではありません。
有機塗料よりも燃えにくい、という特徴があります。
ただし費用はシリコン塗料やフッ素塗料より高くなります。
外壁塗装のおすすめの塗料を知って適したものを選ぼう
外壁塗装に使用するおすすめの塗料について紹介しました。
外壁塗装では、塗料の種類やメ-カーがいろいろあります。
価格だけではなく、耐用年数や機能など建物の外壁に適した塗料を選ぶ必要があります。
塗料にどのような特徴があるのか知っておくと納得のいく塗料が選べますので、ぜひ参考にしてください。