外壁塗装を検討したときに悩むのが業者選びではないでしょうか。

何を基準にしたらよいのか、どこに気をつけたらよいのかわからない人も多いはずです。

なかには高額請求をしたり、手抜き工事をしたりする悪徳業者も存在します。

優良業者へ依頼するためにも、業者選びは慎重におこなうことが大切です。

本記事では、外壁塗装業者を選ぶときのポイントと注意点を解説しています。

信頼できる業者を選び、納得した塗装工事ができるようにしましょう。

外壁塗装業者の選び方

外壁塗装業者を選ぶときのポイントは下記のとおりです。

・施工実績が豊富か確認する
・資格を取得している自社職人がいる業者を選ぶ
・建設業許可を得ている業者を選ぶ
・口コミ評価の高い業者を選ぶ
・担当者の対応をチェックする
・保証内容が充実しているか確認する

それぞれ詳しく解説します。

施工実績が豊富か確認する

経験豊富な業者なら信頼して仕事を任せられます。

会社の雰囲気がよく、適正価格であっても施工実績がないと不安になります。

そのほか、各工程の写真や動画などを公式サイトに記載していると安心です。

多くの人に見られても問題ないことから信頼感が得られます。

あわせて、これまでどのような施工をしてきたのか、価格の目安はどれくらいかなどの確認がおすすめです。

資格を取得している自社職人がいる業者を選ぶ

資格を取得している職人は知識と経験が豊富です。

資格がなくても信頼できる業者はありますが、一つの判断材料となります。

とくに、塗装に関しては塗装技能士という難しい資格があります。

1級の受験資格は実務経験7年以上が必要です。

1級塗装技能士が在籍している業者は経験豊富な職人がいることがわかります。

失敗するリスクを減らすためにも、資格を有している職人がいるかどうかの確認がおすすめです。

建設業許可を得ている業者を選ぶ

建設業許可をもっているかどうかも、外壁塗装業者を選ぶときに必要です。

建設業許可は500万円以上の工事を請け負うのに必要な証明書です。

建設業許可を持っていることは一定の基準を満たした外壁塗装会社である証明になります。

外壁塗装をおこなうときに不要な場合が多いですが、建設業許可を得ている業者を選ぶことをおすすめします。

口コミ評価の高い業者を選ぶ

業者選びでは口コミ評判が重要です。

公式サイトではわからない情報を知ることができるからです。

実際に契約した人のリアルな意見は、参考になります。

口コミはよいことだけではなく、悪いこともわかります。

本当に信頼できる業者なのか、安心して任せられるのか判断する一つの手段です。

ただし、あくまで個人の感想であるためすべて鵜呑みにするのは危険です。

参考程度にとどめておき、見積書や実際の打ち合わせなどを含めて総合的に判断する必要があります。

なお、塗替え工房ながもち君では140件以上の口コミがあるGoogleマップでの評価が最高評価の5.0です。

お客様に寄り添って施工してきたからこそ、高い評価をいただいています。

担当者の対応をチェックする

打ち合わせ担当者や営業マンの雰囲気を確認しておくと安心です。

話を親身に聞いてくれるか、対応次第で信頼感が変わります。

難しい専門用語で淡々と話をする担当者だと、業者が有利な方向に進んでもわかりません。

さらに、契約を焦らすような場合も要注意です。

「今決めてくれると割引できる」と言って施工価格を割り引くぶん、手抜き工事する可能性があります。

担当者の雰囲気や態度は業者の信頼感に直結します。

少しでも合わないと感じたら、契約しないほうが無難です。

保証内容が充実しているか確認する

保証内容やアフターフォローは要チェックです。

万が一、施工後に不具合が起きたときに保証してくれると安心できます。

保証内容は条件や期間の確認も大切です。

対象外とされるトラブルや対象部位が限定的だと、十分に保証を受けられない可能性があります。

保証書という形で書面に残してもらい、保管しておくことがおすすめです。

外壁塗装業者の種類

外壁塗装業者にはいくつか種類があります。

・ハウスメーカー
・ホームセンター
・リフォーム業者
・地域密着の塗装専門業者

それぞれ特徴が異なるため、参考にしてください。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、自社で住宅を建築する大手企業です。

さまざまな広告媒体を活用して積極的なプロモーションを展開し、高い知名度を誇っているところもあります。

独自のアフターケアを提案しているところも多く、質の高い作業を期待できます。

外壁塗装に関して知らない人でも安心して契約できるところが、ハウスメーカーの魅力です。

ただし、実際の工事は下請け専門業者に任せることがほとんどです。

仲介手数料がかかるため、費用は高い傾向にあります。

ホームセンター

ホームセンターはリフォームやDIY用品、園芸や日用品など豊富な商品をそろえているお店で、なかには外壁塗装の相談にのってくれるところがあります。

しかし、ハウスメーカーと同じく実際の作業は下請けの塗装業者が対応します。

中間マージンの発生により工事金額が高くなるため、おすすめできません。

リフォーム業者

リフォームを専門的におこなう業者です。

外壁塗装以外の分野に関する専門知識をもつケースもあります。

リフォームを専門としているため、外壁塗装と同時に内装の改修までできるところが魅力です。

ただし、中には別の業界から参入してきたリフォーム業者もあります。

施工実績が少ないと仕上がりに影響が出る可能性があるため、慎重に業者を選ぶことが必要です。

地域密着の塗装専門業者

地域密着型と塗装専門業者は、長く同じ地域で施工をおこなう業者です。

地域の特性を知っているため施工不良のリスクが少なく済む、というメリットがあります。

住んでいる周辺地域の業者なら、トラブルや不具合があってもすぐに来てもらいやすいです。

さらに、自社職人がいると工事費用が安くなる可能性があります。

外壁塗装業者を選ぶときの注意点

外壁塗装業者を選ぶときには下記に注意する必要があります。

・丁寧に外壁調査をしてもらえるかチェックする
・大幅な値引きをする業者に注意する
・塗装面積を把握しているか確認する

信頼できる業者に工事を依頼するためにも参考にしてください。

丁寧に外壁調査をしてもらえるかチェックする

外壁の調査は現状を知るために重要です。

どこが悪いのかどの程度劣化しているのかを把握しないと、正確に工事内容を提案できません。

十分に調査せず、パッと見ただけで見積もりを出す業者は信頼性に欠けます。

住宅の状態を理解したうえで、最適な提案をしてくれる業者を選んでください。

大幅な値引きをする業者に注意する

大幅な値引きをする業者には要注意です。

初めに高く見積もり、割引額を大きくしている業者が存在します。

グレードの低い塗料を使用したり手抜き工事したりすると、トラブルに発展する恐れもあり危険です。

言葉巧みに契約を促す営業マンには注意し、その場で契約せず家族と話し合うことが大切です。

塗装面積を把握しているか確認する

業者が塗装面積を正確に把握しているかどうか確認する必要があります。

外壁塗装では玄関や窓など塗装しない面積があり、その箇所を正確に引いているかが重要です。

塗装面積により塗料の使用量や必要量が変わります。

金額も変わってくるため、業者が塗装面積を正確に算出しているかチェックしてください。

点検時の風景を覗いてみたり見積書に詳細な数字が記載されていたりするか確認することで、ある程度判断できます。

外壁塗装の費用相場

約30坪の住宅で外壁塗装をおこなったときの費用相場は下記のとおりです。

・外壁塗装+屋根塗装：110〜160万円
・外壁のみの塗装：70〜110万円
・屋根のみの塗装：60〜80万円

外壁塗装と屋根塗装を同時にすると費用を節約できます。

どちらの塗装工事にも必要な足場の設置費用が1回分で済むからです。

外壁と屋根のメンテナンスは同時期におこなうことが多いため、屋根塗装も検討している人は業者に相談してみてください。

上記の塗装費用はあくまで目安です。

住宅の状態や使用する塗料などにより異なるため、見積もりで確認する必要があります。

信頼できる業者に外壁塗装を依頼しよう

外壁塗装業者は、大手のハウスメーカーから地域密着の塗装業者まで幅広く存在します。

施工実績や保証内容の充実具合、担当者の雰囲気などから自分と相性のよい業者との契約が大切です。

できるだけ予算を抑えた外壁塗装工事をするなら、自社職人がいる地域密着型の塗装業者がおすすめです。

手数料が不要なうえに、地域の特性を理解した施工が期待できます。